
英検って、いつから受けさせるのがいいの?



英検4級って、中学2年生相当のレベルって聞くけど、実際どの程度の難易度なのかな
──そんな悩みを抱えるご家庭も多いのではないでしょうか。
今回は、中学1年生の長男が英検4級に挑戦した体験をお届けします。
公文で積み上げた基礎力に、過去問演習を重ねました。
まだ、結果は出ていないのですが、たぶん受かったと思います…。
英検4級への挑戦を決めた理由


公文での学習進度が背中を押した
中1の春に始めた公文は、現在HⅡ教材。ちょうど中学2年の文法・読解にあたる範囲を進んでいるため、英検4級の出題内容と重なりました。「このレベルなら挑戦できるかも」という気持ちが自然に芽生えました。さらに、公文の先生から「そろそろ受けてみませんか?」と声をかけてもらったことも、大きな後押しになりました。
準会場受験という選択肢
公文では「準会場受験」ができる場合があります。これは、教室単位で実施する受験方法で、会場まで足を運ぶ負担が少なく、受験料も本会場よりおトクになります。我が家もそのメリットを感じつつ受験を決意。詳しい体験談は別記事にまとめていますが、身近な環境で試験を受けられる安心感は大きいと実感しました。



準会場と本会場、けっこう受験料が違います!
英検受験料一覧(2024年度)
級 | 準会場受験料 | 本会場受験料 |
---|---|---|
1級 | ― | 125,00円 |
準1級 | ― | 10,500円 |
2級 | 6,900円 | 9,100円 |
準2級プラス | 6,400円 | 8,700円 |
準2級 | 6,100円 | 8,500円 |
3級 | 5,000円 | 6,900円 |
4級 | 2,900円 | 4,700円 |
5級 | 2,500円 | 4,100円 |
こうして並べてみると、準会場の受験料が本会場に比べてかなりおトクなのが一目で分かりますね。特に4級・5級は家計にやさしい価格帯ですし、身近な環境で受験できる安心感も加わるので、公文などで準会場が利用できるのはありがたい選択肢だと思います。
5級に合格していたから受験の流れができていた
6月に英検5級を受験し、無事に合格。「初めての英検で受かった!」という体験は嬉しかったみたいですね。
この体験が、今回の挑戦する気持ちにつながりました。
試験対策は過去問3回分


英検の公式サイトでは、過去3回分の試験問題と解答が無料で公開されています。
リスニング音源もダウンロードできるので、本番さながらの練習が可能。印刷して使えば、時間を計りながらの模擬試験にもぴったり。
出題傾向をつかむには、まず過去問を解くのがいちばんの近道。3回分の過去問結果は、以下のようでした。



教材を買い足さなくても、公式サイトだけで十分な対策ができるのは嬉しい
1回目はギリギリライン
初めての挑戦では、リーディング・リスニングともに正答率6割と、合格基準ギリギリの結果でした。



全然手ごたえなかった。これ、むりだ~
本人の感想からも、かなり厳しいのかな?というところ。
親としてもハラハラするスタートとなりました。
2回目で自信が芽生える
続けて挑戦した2回目では、なんとリスニングの正答率が7割弱まで伸びました!



前より上がった!
その結果に本人も笑顔に。私も「いけるよ!!」と声をかけましたが、中1男子、あんまり親の声とか励ましって届かないですよね。スルーされました。
でも、点数UPに少し手ごたえを感じてくれたようでした。
3回目で安定感をつかむ
試験前日に解いた3回目では、リーディング35問中26問正解、リスニング30問中24問正解。
本人も「また上がった!」と手ごたえを感じていました。
特にリスニングは、3回目にもなると設問の流れがわかり、安定して点数を取れるようになったみたいですね。
長男の英検4級 過去問演習の点数推移
回数 | リーディング(35問) | リスニング(30問) | 合計正答数 | 正答率 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 21問(約60%) | 18問(約60%) | 39問 | 約60% |
2回目 | 21問(約60%) | 21問(約70%) | 42問 | 約65% |
3回目 | 26問(約74%) | 24問(約80%) | 50問 | 約77% |
受験当日の様子と本人の手ごたえ


緊張と集中の中でのチャレンジ
試験当日は親も付き添いで緊張。本人は「リスニングは思ったより聞き取れた」「リーディングはちょっと難しかった」と感想を話してくれました。直後の表情には、不安と達成感が入り混じった様子がありました。挑戦そのものが、確かな成長につながったと感じられる瞬間でした。
公文準会場での受験体験
今回の準会場は、普段通う公文の教室ではなく、少し大きめのお教室で複数の教室の生徒が集まって実施されました。ただ、顔なじみの公文の先生が会場にいてくれたおかげで、緊張が和らいだようです。受験生は小学生から中学生まで幅広く、本人は「すごい小さい子もいた!」と驚いていました。程よい緊張感がありつつも、特別に強いプレッシャーは感じなかったようです。
英検4級の合格率と合格ボーダーは?
- 合格率:例年 65〜70%前後 とされています。英検の中では比較的合格しやすい級ですが、リスニングの配点が大きいので油断はできません。
- 合格ボーダー:おおよそ 正答率60%前後 が目安です。英検は「CSEスコア」という方式で合否が決まるため、問題の難易度によって細かく変動しますが、体感としては 6割取れれば合格圏内 と考えて差し支えありません。
今回の3回目の結果(リーディング26問・リスニング24問)は、正答率で7割を超えており、たぶん、大丈夫かな…?というところでしょう。
英検4級は「中学2年生相当」といわれますが、公文や学校の授業で基礎を積んでいれば、中1でも十分挑戦できます。過去問演習を重ねることで自信がつき、試験本番の手ごたえも変わりました。
合否はこれからなので、結果が出たら報告します。
2年前に長女が英検4級を受けた時の記事はこちら。

