
英検2級って、高校卒業程度のレベルって聞くけど、中学生がチャレンジするのはどうなのかな?
そんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は、中学3年生の長女が挑戦した、英検2級受験の体験談をお届けします。
長女は、中学2年生で準2級に合格していましたが、その後しばらく英検から離れていました。
すると今回、学校から中学3年生全員に「無料受験」の案内が。受験生で忙しく、期末試験の直後というタイトなスケジュールの中で、本当に大丈夫なの?と親の私もハラハラでした。
でも、本人は



無料なら受けてみようかな~!
と、挑戦に前向き。どうせ受けるならと、2級に挑戦することを決めました。
試験2週間前からの対策スタート


英検の本番は、期末試験の2週間後。中3の期末試験、内申に直結する大切な試験です。
期末試験に注力すると、英検対策に取れるのは2週間ということになります。
けっこうハードだったと思います。
最初の実力チェックは5割程度
試験2週間前に「7日間完成」の問題集で本番形式に挑戦しました。
この7日間完成は、長女のお気に入りの参考書です。準2級の時にもこの1冊に助けられました!
そのときのブログ記事はこちら。


7日間完成のテキストでは、1日目に本番と同じ形式の問題を解きます。チャレンジした直後の長女は



難しい・・・!全然できなかった
リーディング5割、リスニング5割、ライティングはとりあえず書いただけで手ごたえなしだったようです。
そりゃ、そうだ。
(英検2級は高校卒業レベルの難易度)
「このままじゃまずいかも…」という、気まずいスタートでした。



泣いても笑っても2週間。
とりあえずやってみよう!
勉強法と工夫


今回、2週間でかなり詰め込んだので、参考になるかはわかりませんが、長女の取り組みを紹介します。
単語はパス単で追い込み
「英検2級用のパス単」を購入し、単語暗記に取り組みました。
ただ、2週間前からのスタートでは量が膨大で、覚えきるのは難しかったようです。
リーディングは最終的に過去問の正答率が6割程度の状態で本番を迎えることになりました。
ライティングはYouTubeで「型」を習得
私が口を酸っぱくして言い続けたのは「ライティングをやりな!」というアドバイス。
というのも、自分が2級を受けたときにライティングの重要性を痛感したからです(体験記事はこちら)。
ただ、親が「ライティングやれ!」と言っても素直に聞かないのが中3。
ということで、英語学習系YouTubeの対策動画を見るように勧めました。
英検2級対策の勉強法を解説している動画を数本見た長女は、「英作文やらなきゃ~」と納得してましたね。
そこからは、英検2級のライティングでよく使われる「型」を身につけ、短期間でも得点源にできる準備を進めました。


要約文対策に、こちらのテキストも使いました。でも、お気に入りの7日間完成だけで十分だったというのが長女の感想です。
リスニングは問題集を繰り返し
リスニングは練習を重ねるごとに安定してきて、正答率が徐々にアップ。
本番前日には8割を取れるまでに成長しました。耳を慣らすことで自信につながったようです。
英検2級の合格率と合格基準


英検2級は「高校卒業程度」とされ、大学入試でも英語外部試験として利用される級です。
合格率はおおむね 25〜35% と、準2級までと比べるとぐっと合格が難しくなります。
英検2級 | 内容 |
---|---|
レベル | 高校卒業程度 |
合格率 | 約25〜35% |
合格基準(CSEスコア) | 合計1520点以上(満点2600点) |
配点(技能ごと) | リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング 各650点満点(均等配点) |
合格の目安 | 各技能で6割前後取れていれば合格圏内 |
採点は「CSEスコア」という方式で行われ、技能ごとに650点満点、合計2600点満点で 1520点以上 が合格ラインです。特徴的なのは「各技能の配点が均等」という点。
つまり、リーディングで得点が低くても、ライティングやリスニングでカバーすれば合格が可能です。
実際の目安としては、各技能で6割程度 の正答率を確保できれば合格圏に入ると言われています。特にライティングは配点が大きいため、定型の「型」を身につけて確実に書き切ることが重要です。
受験当日の様子と本人の手ごたえ
試験当日は、特別な緊張はなく挑めたようでした。
帰宅してから、どうだった?と聞くと、「家でやった通りの感じだった」と本人のコメント。
リーディングは苦戦気味でしたが、リスニングは安定感があり、ライティングも書き切れたとのこと。結果はまだ先ですが、準備したことをしっかり出し切ったようです。
ちなみに、同じ学年で2級を受けた同級生は20人くらいいたようです。
英検2級は高校卒業程度のレベルとされ、中学生には高い壁に感じられるかもしれません。それでも、限られた時間で対策を工夫し、受験勉強と並行して最後までやり切りました。
結果がどうであれ、よく頑張った~!と褒めてあげたいです。
また、結果が出たらブログで報告します。